安房医療ねっと

医療と介護と福祉がつながる

【25】安房地域の医療連携・事例検討会

日時:2012年12月4日(火)19:00~21:30

会場:安房地域医療センター 2階 講堂

幹事:安房地域医療センター 香田 他(医療福祉相談室MSW・ひだまりコーディネーター)

テーマ:

第1部  社会福祉法人 太陽会 副理事長
安房地域医療センター メディカルディレクター   西野 洋 先生のお話し
第2部 事例検討(基幹病院・診療所・居宅介護支援事業所との連携事例) 4事例

内容:

第1部
安房地域医療センター メディカルディレクターの西野 洋 先生が、生まれてから医師を志した徳島時代。天命を感じ渡米・留学したメイヨークリニック。医師の卒後教育を使命として帰国。亀田総合病院での成功と挫折。高度医療の光と影。現在、安房地域医療センターにおいて地域医療を担う医療人育成や、今後、社会福祉法人太陽会が医療を通じて展開する福祉事業構想など、西野先生の物静かでジェントルマンなお人柄が伺える素敵なお話しでした。

第2部 事例検討
センターキュア石川所長・小林ケアマネより、癌の既往のある患者様が、入退院を繰り返しているにも拘らず、癌のフォローがなされていなかった事例。
また、七浦診療所 田中かつら先生より、診療所と基幹病院が相互の役割の中でスムースに連携がなされた事例と、基幹病院からの情報不足や、患者様へ提供する情報に不備のあった事例2題が紹介されました。

幹事から終了後の一言:

 今回の安房医療ねっとにご参加くださいました皆様、お疲れ様でした。また、会の進行にご協力頂き、本当にありがとうございました。進行の不手際で終了時間が大幅にずれ込んでしまいましたこと、誠に申し訳けありませんでした。今回は、予想を上回る90名の参加者で、医療を中心とした地域連携の重要さが深く浸透している地域であることを改めて実感させられました。(いすみ圏域塩田病院・塩田記念病院もご参加くださいました)

 第1部では、西野先生の人となりが伺えるお話しで、今後地域医療の充実を目指す先生方にも、また地域の先生方と当院(安房地域医療センター)との連携をより一層深める意味でも、大変興味深い内容だったと思います。

 第2部の事例検討は、開業医の先生方やケアマネジャーの皆様と基幹病院とが連携する上での課題が浮き彫りになった事例のご紹介でした。只々進行の不手際で、充分ディスカッションする時間がとれず、参加された皆様も未消化なまま帰られた方が多くいらっしゃったかと思います。

 今回のような事例検討は地域連携を深める意味で、非常に重要な事とは思いますが、できるだけ多くの基幹病院の先生方や病棟Nsにもご出席いただくことが効果的とも思います。また、今回は内容が盛り沢山でしたので、次回からは時間を充分にとるか、発表方法や意見交換の方法・進行について検討した方が良さそうに思います。まあ全ては私めの進行の不行き届きであったこと、深くお詫び申し上げます。すみませんでした。今後ともご指導のほど、宜しくお願い致します。

参加者数(職種別)、参加施設数:
医師・歯科医師     20名
看護師・保健師・助産師  19名
MSW   21名
リハビリ(PT・OT・ST) 10名
歯科衛生士・技工士   2名
社協・包括・中核コーディネーター 6名
老健・サービス事業所相談員   3名
ケアマネ    4名
事務職          5名
合 計   90名  21施設

安房医療ネット西野先生レジメ

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