安房医療ねっと

医療と介護と福祉がつながる

【59】高齢者と自動車運転

【日時】2019年7月23日 19時~21時
【会場】安房医療福祉専門学校 小池ホール

【テーマ】高齢者と運転
【内容】
高齢者の運転や事故に関する報道が多い今日この頃です。しかし南房総のような地域では、車は高齢者にとっても必須の移動手段でもあり、簡単に運転をやめることは難しいということもまた現実です。
「認知症かも・・・運転してるけど大丈夫?」「危ない運転に気づいたけれどどうすれば?」「高齢者講習ってどんなことしているの?」「脳梗塞をしたあとの運転再開はどうすれば?」など、様々な疑問を持っている方も多いと思います。今回、3名の講師の方々にお話しいただき、これらの疑問に答えていただけることと思います。
【プログラム】
・「認知症と運転」東条メンタルホスピタル 金井重人先生
 日本精神神経学会専門医で、認知症サポート医でもいらっしゃる金井先生に、認知症の方の運転の問題と、病院での検査や診断書などの具体的な問題についてお話しいただきます。
・「高齢者教習の内容と実際について」 館山自動車学校 検定課長 淺井猛様
 教習指導員歴24年、高齢者講習指導歴15年というベテランの淺井様より、高齢者教習の実際や、教習所で行う認知機能検査などについてお話しいただきます。
・「脳卒中後の運転再開支援」亀田リハビリテーション病院 相田万実子先生
 脳卒中後の患者さんは、病状次第で運転再開が可能な場合があります。その運転再開に関する支援について、相田先生にお話しいただきます。
*******
例会への多くの方のご参加、ありがとうございました。
28施設から83名の方にご参加いただき、大盛況となりました。
当日お話しいただいた高齢者講習の流れなどは、以下のサイトにもまとまっております。当日は噛み砕いて、また実際の様子なども交えてお話しいただくことができました。
金井先生からご紹介いただいた、「認知症高齢者の自動車運転を考える家族介護者のための支援マニュアル」についても、以下にご紹介しておきます。
当地域を始め、全国的にもまだまだ免許返納後の移動の問題は解決されていないことも共有いただきました。一筋縄ではいかない問題だと思いますが、皆で考え続けていくことが大事だと改めて思いました。
また、今回は新しい取り組みとして事前アンケートを行い、当日の講義に反映させていただきました。回答を添付ファイルで共有させていただきます(当日も配布したものです)
講義形成ですが双方向性を取り入れたことで、講師の方々にも多くを回答いただくこともでき、皆の課題意識が共有できた点なども良かったと感じました。
ご協力ありがとうございました。

コメントは受け付けていません。