第44回 安房医療ねっと例会
相模原障害者殺傷事件のことがあり、企画させていただいたテーマですが、
数日前、医療施設でおこった入院患者さんの事件のことも、大変危惧されるところです。
今回は79名の出席がありました。
日時:10月18日(火) 19:00〜21:30
会場:安房医療福祉専門学校 2階 小池ホール
参加費:300円(飲み物、軽食付き)
テーマ: ~優生社会はイヤ! 共生社会をめざそうよ!~
*相模原障害者殺傷事件の犯人に見られる優生思想はどこからきたものか。
*障害者は無用の存在なのか。
*障害とは何か。
(バリアは社会が作っている。だからこそ目指したいバリアフリーな社会。)
第一部 優生思想をのりこえるために知っておきたいこと 講師:五十嵐逸美さん
歴史:ダーウィン進化論の社会学的応用、優生学の隆盛と災禍 、日本の優生保護
安倍政権の政策に見る優生思想の陰
優生思想をのりこえるパラダイムとしての「共生社会」
第二部 スウェーデンの知的障害者福祉改革(映画「街に暮らす」)約60分
大規模な施設の解体と地域への障害者の移動によって、
何が変わったかをレポート1996年のドキュメンタリー。
第三部 小グループのトークセッション
誰もが暮らしやすい社会って、どうしたら作れる?
講師プロフィール*五十嵐逸美さん
館山市にある長期婦人保護施設「かにた婦人の村」施設長。
売春防止法で規定される要保護女子(自活困難な状況にあり
転落の恐れがある女性)の中でも、知的障害・精神障害を抱え、
長期の保護による生活支援を必要とする女性を
1965年の開設以来、全国から受け入れ、支援している。